E24・E96 抵抗値一覧(早見表)

IEC 60063 が定める 1ディケード分(1桁の範囲)の標準値です。 実際の抵抗値は、この値を10倍・100倍…したものになります (例:4.7 → 4.7Ω / 47Ω / 470Ω / 4.7kΩ / 47kΩ …)。 コンデンサの容量も同じE系列に従います。

E24(24値・許容差 ±5%)

1.01.11.21.31.51.6
1.82.02.22.42.73.0
3.33.63.94.34.75.1
5.66.26.87.58.29.1

E96(96値・許容差 ±1%)

E96は有効数字3桁で表記するのが一般的です(1.00, 1.02, 1.05 …)。

1.001.021.051.071.101.13
1.151.181.211.241.271.30
1.331.371.401.431.471.50
1.541.581.621.651.691.74
1.781.821.871.911.962.00
2.052.102.152.212.262.32
2.372.432.492.552.612.67
2.742.802.872.943.013.09
3.163.243.323.403.483.57
3.653.743.833.924.024.12
4.224.324.424.534.644.75
4.874.995.115.235.365.49
5.625.765.906.046.196.34
6.496.656.816.987.157.32
7.507.687.878.068.258.45
8.668.879.099.319.539.76

半端な値を最寄りの標準値に丸めたいときは E系列 丸め・早見表ツールで、すぐ上・すぐ下の候補と誤差%まで確認できます。

E系列は「等比」で値を刻む

抵抗やコンデンサの標準値は、IEC 60063 が定める E系列 に従っています。 E6・E12・E24・E48・E96・E192 とあり、数字は1ディケード(1桁の範囲、例 10〜100)の中の値の個数です。 値は等差ではなく 等比(対数的に等間隔) に並びます。公比は 10^(1/n) で、

  • E24:10^(1/24) ≈ 1.10(約10%刻み・許容差 ±5%
  • E96:10^(1/96) ≈ 1.024(約2.4%刻み・許容差 ±1%

許容差の範囲で、隣の値と隙間なく繋がって(全範囲をカバーできるように)刻み幅が決められている、という関係です。 そのため、「キリの良い数」ではなく一見半端な値(4.7k, 6.8k…)が並びます。

E24はE96の部分集合ではない

直感に反しますが、E24の一部の値はE96には存在しません。たとえば 2.7kΩ・3.3kΩ・4.3kΩ などは E24にありますが、E96の刻み(…2.74k, 3.32k, 4.32k…)には一致する値がありません。

このため、分圧比やゲインの「比の合わせやすさ」は必ずしもE96が上とは限りません。 狙った比に対して、E24の組み合わせのほうが公称値ではぴったり来ることがあります。 ただし許容差はE96(±1%)のほうが狭いので、「公称値の近さ」と「ばらつきの小ささ」は 分けて考える必要があります。

例:3.3V→5V 系の分圧で、E24なら 4.7k:9.1k のような組が比でうまく合うのに、 E96の標準値には同じ狙いの値が無い、というケースが起こり得ます。

実務での選び方

  • 精度が要るのは多くの場合「絶対値」より「」。分圧・ゲインは同系列・同ロットの2本を使うと 温度変化や経年劣化時の変動割合が揃いやすく、比が安定する。
  • 分圧の 合計抵抗(インピーダンス) は別途決める。高すぎるとノイズ・入力バイアス電流・リークの影響、 低すぎると消費電流が増える。
  • まず1本で近いE系列値を選び、どうしても合わない所だけ2本(並列・直列)にする。部品種類を増やさない。
  • 要求精度に対して過剰にE96/E192を使わない(コスト・在庫増)。±5%で足りる所はE24で十分。

まとめ

E系列は許容差と刻み幅が対になった合理的な決め方です。本サイトの抵抗分圧 計算ツール並列合成抵抗 計算ツールは、 E24/E96から目標に最も近いペアを誤差%付きで探すので、上記の「比 vs 許容差」「インピーダンス」を意識して選べます。